事務所スペースは借りるべきか

 社会保険労務士として開業する際、まず考えなくてはならないのは「事務所をどこに構えるか」といった点だと思います。
「開業といっても、まだまだ収入が見込めないのでとりあえずは自宅で」と考える方も多いと思いますが、もしも可能であれば、事務所スペースは自宅とは別に確保するのがオススメ。安易に「経費削減にもなるし、自宅でいいじゃん」と決めつけるのは得策ではありません。


 社会保険労務士として開業する場合、自宅外に事務所を構えるメリットとしては下記の通りです。


◎ 新規のお客様からの信頼度がぐんと高くなる
自宅兼事務所の場合、ご新規のお客様からは「この事務所はあまりもうかっていないのかな」「ちょっと事務所に相談に行きづらいな」といった印象を受けてしまうことが多くなると思います。昔からなじみの方がお客様になるのであればさほど問題はありませんが、やはり初めてのお客様にとっては身構えてしまう要素となり得るものです。
確かに、社会保険労務士の仕事自体は自宅兼事務所であっても難なくこなせるものですが、社会的な信用や顧客獲得といった点においては、事務所スペースは自宅とは別にしておいた方が良いと言えます。


◎ 仕事とプライベートを分けることが出来、メリハリがつく
自宅と仕事場が一緒の場合、公私の区別がつきにくく、ついダラダラしてしまったり、逆に自宅にいても落ち着かなかったりといったことがあります。
そういった意味では、事務所スペースを外に借りて生活にメリハリをつけるようにした方が何かとメリットはありそうです。


◎ 自宅住所を公表せずに済む
社会保険労務士として開業すると、ホームページや名刺等に事務所住所を掲載するケースも多々あると思います。自宅兼事務所の場合、当然のごとく自宅住所を公表することになってしまうため、不安になる方も多いのではないでしょうか?
自宅とは別に事務所スペースを確保することで、個人情報の観点でも安心して営業活動をすることが出来ます。


 このように、社会保険労務士として開業する際に、自宅と事務所を別にするメリットはいくつもあり、これらの利点は仕事をする上でプラスに働いてくれること間違いなしです。
ただし、事務所を借りる場合にはそれなりの費用も必要になってまいりますし、賃料としても毎月コンスタントに発生するようになります。経営上、あまりに大きな負担になってしまっては本末転倒。事務所を借りるタイミングの見極めは、大切であると言えます。