●開業するためのヒント ①いつ開業したらよいのか
士業の中では、一般企業に勤める割合が高い社会保険労務士ですが、それでも約6割は独立開業しています。会社員として企業に勤務するよりも、経営者として事務所を持つ人の方が多いということです。
勤務社会保険労務士か、開業社会保険労務士か、迷っている人のために、私なりに“開業するためのヒント”をまとめてみました。
受験生や新米社会保険労務士の方によく聞かれるのが「いつ開業したらよいのか」ということです。多くの人は開業するタイミングがわからず、
「あまり若くに開業しても仕事は来るのか不安だし、かといって高齢になってからだと、やっていけなさそうだし…」と思い悩んでしまうのです。
私自身の経験からすれば、ビジネスに年齢は関係ありません。それは、若いときに開業しても、高齢になってから開業しても、それぞれにメリット・デメリットがあるからです。
若い時だと…
<メリット>失敗してもやり直しがきく。お客さんにかわいがってもらえる。同世代からの依頼や相談が多い
<デメリット>経験不足。お客さんの信頼が得られない。
高齢だと…
<メリット>人生経験や社会経験が豊富。信頼度が高い。
<デメリット>健康や体力面が不安。
社会保険労務士だけに限らず、どんな職業も完璧な状態で開業できるということはありません。上記のようにメリット・デメリットはありますので、自分なりに戦略を立てて、弱点をカバーしていくことが必要です。
ちなみに、私は大学を卒業後、一般企業の総務部に就職しました。5年後、社内結婚しましたが3年で離婚。1歳になる子供を育てていくためにも、ある程度は自宅でできる仕事を、と思い1年間猛勉強をして社会保険労務士の資格を取得しました。OL時代に実務経験はあったので、事務指定講習は受けずにすぐに独立開業しました。いきなり開業することは、多少不安はありましたが、社会保険労務士会の先輩方が丁寧に指導してくれたので、思ったよりも早く仕事を軌道に乗せることができました。
「いきなり開業するのは無謀だ」という社会保険労務士さんもいますが、私はそうは思いません。人脈と営業力があれば、十分可能ですよ。
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